小倉清子のカトマンズジャーナル〜首相がインドを初訪問
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ダハル首相が今日夕方からインドを訪問する。今回の訪問は“Good will visit”で、どんな条約にも調印をするなと他党はアドバイスをしているが、マオイストの外交公約の主要項目である1950年のインド・ネパール平和友好条約については、改正案をインド側に渡すことになるという。
首相はインドのあと、すぐに国連総会に出席するために渡米する予定だ。外交で多忙なプラチャンダだが、党内がどうもきな臭い。
先日の幹部会議で、党組織をみる責任者となったキランが、昨日、“強硬派”発言をした。「議会政治を受け入れたわけではない。われわれの最終的な目的はジャナバディ(共産主義)である」と公言したのである。
プラチャンダ不在のあいだに、党を見る実質的なトップとなったリーダーの発言である。キランと、その一派であるヴィプラヴやソナム、ヒトゥマン・サキャヤらの若手強硬派が、このラインで党内を仕切るようになると、和平プロセスにも影響が出る可能性がある。
先日の幹部会議では、党組織をキランが、議員をディワカールが、人民解放軍をアナンタが(最高指揮官はパサン)、国際局をCPガジュレルが見ることになった。
かつてはプラチャンダの側近だったディワカールは、最近、キラン派と見られている。ガジュレルもキラン派。そのため、バブラム・バッタライ派は、この人選に不満を表明していると複数のメディアが報道した。一時はバブラム派が増えているという噂もあったが、この決定からもわかるように、どうやら、党指導部はまだキラン派が優勢のようだ。
ほとんどのトップ・リーダーが入閣をして、党内が留守になっているあいだに、強硬派の勢力が強化されるのではないかと言う懸念が聞かれるが、さて、プラチャンダはどう対処するのだろうか。





