小倉清子のカトマンズジャーナル〜和平プロセス、最大の難関
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文化保護を無視した“マオイスト予算案”に怒ったカトマンズのネワール・コミュニティの抗議は今日も続いた。
今日は国家元首であるヤダヴ大統領が、クマリからティカをもらいに行くことになっていたが、ニューロードが封鎖されていたために、この予定をキャンセルした。
世俗国家、そして共和制へと移行するなかで、古い制度と新しい制度の衝突が起こったといえば簡単だが、ネワール人のグティと国王との関わりには、理解を超えたところがある。
マオイスト軍とネパール軍の併合問題について、ここには書けないようなさまざまな情報が飛び交っているが、和平プロセスの最後の段階である2軍の併合は、プラチャンダの首相としての、そして党首としての命にかかわる最大の障害となりそうだ。
ダハル首相は先日、インドを訪問したさい、インド側から「ネパール軍には触れるな」、つまり、「国軍との併合はするな」と、きっぱりと言われたと聞いた。そして、ネパール軍のカトゥワル参謀長が昨日、再び「政治と関連した人間は入れない」と名言した。
これは職業軍人として、してはならない政治的発言。某国の元軍人が言っていたが、「他の国であれば、即刻解任となる行為」である。しかし、カトゥワルはこうした問題発言を繰り返し、そして、マオイストの首相も国防大臣も彼を叱責する意向さえみせていない。これを、どうみるべきなのか。
一方で、マオイスト軍のメンバーはほぼ全員が国軍への併合を望んでいる。それがかなわなかったとき、さて、彼らはどんな反応を見せるか。プラチャンダにとって、最大の難関がここにある。






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