![]() 脱北少年のキム・ハンギル君が描いた公開処刑の場面。住民を動員して「見物」させるという。(画集「涙で描いた祖国」〔2001年〕より) |
シム・ウィチョン記者は平安南道平城(ピョンソン)市に住む四〇代の男性と、平壌市に住む三〇代の男性と会い、最近、順川(スンチョン)と元山(ウォンサン)で起きた事件について取材した。これらの事件は言論の自由のない北朝鮮社会の一端を実によく表している。以下はこれを整理した内容である。
その一 「石親分」の公開銃殺
●「安企部」の金を幹部たちに?
二〇〇七年八月末、順川市のある工場の構内に多数の住民が集められ、当局による公開処刑が執行された。処刑されたのは順川の石材加工工場の支配人で、年齢は七〇歳だった。彼は周囲から「石親分」と呼ばれていた。
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