小倉清子のカトマンズジャーナル〜アナーキーな方向に向かうネパール
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新年にロルパから戻ってから、遠来の友人が訪ねてきたり、食事に招かれたりということが毎日続いて、なんとなく忙しい日々だった。
ほぼ3年ぶりに会った外国の友人、和平プロセスに入ってから仕事を通じて家族付き合いをするようになった友人、そしてロルパからの友人たち。いずれも、マオイストに関した仕事をしてきたがために知り合い、親しくなった人たちである。こうした人たちと知り合いになれて幸運であると思うとともに、こうした人のネットワークが、私にとって一番の財産なのだとあらためて感じる。
日に12時間の計画停電がまもなく16時間に増えるというニュースがある。深刻な影響がすでに各界に出ており、昨日、カトマンズにある民間テレビ局のグループが、深夜の時間帯の5時間の放送を中止する決定を明らかにした。
FMラジオ局も、これ以上の停電増加は局の閉鎖にまでつながる可能性ありと、危機的状況を明らかにしている。一方、観光地ポカラではマオイスト系のホテル・レストラン労働組合が最低賃金の底上げを要求するストを始め、観光客が多大な迷惑をこうむっていると報道されている。
先日のヒマール・メディア襲撃に関わったものマオイスト系ホテル・レストラン労働者組合だった。カトマンズ盆地でも、この労働組合は最も機動力をもつ組合だと聞いたことがある。こうした動きの背後に、党内強硬派の意向が反映してるという雑誌記事(ヒマール・カバルパトリカ)もあった。
“パシュパティ騒動”は、結局、ダハル首相が新プジャリの任命をキャンセルする決定を下して解決となった。こういう形で譲歩するのであれば、最初からタッチしなければよかったのにと思うのだが、プジャリとパシュパティ開発基金に関しては、背後にさまざまな複雑な問題が存在し、これを考慮せずに、あるいは問題提起すらすることなしに、放り出した事に関しては、マオイスト大臣たちの愚かさを感じるだけである。
マオイスト大臣の“弱さ”に関しては、バーダルことラム・バハドゥル・タパ国防大臣も同じ。ネパール軍の新兵募集問題に関して、カトゥワル参謀長との会合で、タパは新兵募集を受け入れることに合意したと伝えられている。
マオイスト主導政府は、もはや国をコントロールする能力なしと結論づけられる地点まできているのだろうか。今のネパールの状況は、どんどんアナーキーの方向に向かっているように思えて仕方がない。






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