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季刊誌 北朝鮮内部からの通信〜リムジンガン 第3号
発売開始!


ico_new2.gif北朝鮮―「平壌では爪楊枝一本が一〇〇ウォン」 [ことば] リムジンガン
二〇〇七年の初夏、慈江道の山奥に住むお年寄りが、マスゲーム「アリラン」観覧の招待を受け、平壌へやってきた…

ico_new2.gif最新報告 金正日「異変発生」後の北朝鮮 リムジンガン
三代世襲は困難 「後継問題」に直面する北朝鮮政権 7
ポスト金正日体制が直面する五つの衝撃(承前)
■衝撃4 韓国の誘惑
朝鮮政権は、ずっと至上課題だと唱えてきた「祖国統一」などは脇において、いつの間にか…

ico_new2.gif最新報告 金正日「異変発生」後の北朝鮮 リムジンガン
三代世襲は困難 「後継問題」に直面する北朝鮮政権 6
ポスト金正日体制が直面する五つの衝撃
望むと望まざるとにかかわらず、朝鮮はいずれ改革開放の道へ進むしかない。現行の制度と統治方式の改革を拒み続け…

ico_new2.gif最新報告 金正日「異変発生」後の北朝鮮 リムジンガン
三代世襲は困難 「後継問題」に直面する北朝鮮政権 5
権力後継が困難な八つの理由(承前)
[7]後継するのはボロボロになった朝鮮
朝鮮の経済破綻は今や全世界が知るところである。その原因の筆頭が特権機関による経済分断にあることは…

ico_new2.gif最新報告 金正日「異変発生」後の北朝鮮 リムジンガン
三代世襲は困難 「後継問題」に直面する北朝鮮政権 4
権力後継が困難な八つの理由(承前)
[5]がんじがらめの「一〇大原則」
金日成の最初の首領後継候補者は、実弟の金英柱だった。その彼が制定したのが「党の唯一思想体系確立のための一〇大原則」であった…

ico_new2.gif最新報告 金正日「異変発生」後の北朝鮮 リムジンガン
三代世襲は困難 「後継問題」に直面する北朝鮮政権 3
権力後継が困難な八つの理由(承前)
[4]不安定で人民の支持がない「先軍政治」を継承するハイリスク
朝鮮では一九八〇年の第六次党大会以降、執権政党の党大会が開催できないという異常事態が二八年間…

ico_new2.gif最新報告 金正日「異変発生」後の北朝鮮 リムジンガン
三代世襲は困難 「後継問題」に直面する北朝鮮政権 2
権力後継が困難な八つの理由(承前)
[2]思想闘争を受け継ぐことの困難
一九六〇年代、社会主義国家における重大な路線上の葛藤の一つは「『継続革命』か、否か」であった…

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イラン〜日本製品は日本人に聞け【大村一朗】

大村一朗のテヘランつぶやき日記〜日本製品は日本人に聞け 2009/01/13

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【テヘランの電気街で見つけたパナソニックの看板。企業名もさることながら日本製であることが強調されている】(撮影:大村一朗)
テヘランつぶやき日記
毎日の通勤には、職場の送迎車を使う。もちろん私専用のハイヤーなどではなく、幾つかの決められた通勤ルート上に住む職員たちを拾いながら職場に送り届けてくれる、乗り合いの送迎車である。

私が出勤する午前10時という時間帯は出勤者が少ないようで、いつも乗客は私とインドネシア人のふたりだけである。しかし、運転手はローテーションで各ルートを担当するのか、毎日違う顔ぶれだ。

今朝、私が車に乗り込むと、運転手が切り出した。なんでも彼が以前買った、テレビに設置する小型の薄型テレビが壊れてしまい、困っているという。その先は聞かなくても予想ができた。

「まず、箱に書かれていた代理店に電話してみたんだけど、どうも潰れちゃったみたいで、自分で修理できる場所を探してみたんだよ。けどLCDの小型テレビなんか修理できるとこはなかなかなくて、うちの職場の技術部にも頼んでみたんだけど、設計図がないと無理だって言われた。インターネットでそのメーカーのホームページを開いてみたんだけど、英語で書かれてて良く分からないんだよね。韓国のメーカーだよ。ほら箱にKOREAって書いてある。いやあんたが日本人なのは知ってるよ。でもうちの職場に韓国の部署はないからさ。どうしたもんかな。何か手はないものかなあ」

イランで生活していると、よく電化製品のことで赤の他人からものを頼まれる。日本から持って帰ってきた携帯電話が使えないから見てくれとか、親戚から譲ってもらった日本製のFAXの使い方が分からないから家に来て教えてくれとか、どうみても日本製とは思えない、「MADE IN JAPAN」とわざとらしく書いてあるステレオを、日本人なんだから修理できるだろと言われたりする。以前、まだペルシャ語の教室に通っていたとき、わざわざイラン中部の都市イスファハーンからやってきたという男が、学校の門の前で日本人が現れるのを待ち構えていて、懇願されて仕方なく、彼の日本製の冷蔵庫の様子を見るため600キロ離れたイスファハーンまで出かけたこともあった。

しかし、彼らの頼みごとの多くは、どだい素人では歯が立たないものがほとんどだ。大抵は何一つ解決せず、相手を失望させるだけで、感謝すらされない。

そうした経緯から、私は正直、「韓国製品のことまで責任持てるか」と口から出掛かっていたが、それをぐっと飲み込んだ。こういうとき私は、友人が教えてくれたシーア派初代イマーム・アリーの言葉を思い出す。

『頼みごとは、相手が申し出る前に引き受けてやるがよい。相手が申し出てから引き受けたのでは、美徳とは言えない。なぜなら、相手に頼みごとを言わせることで、相手を恥じ入らせてしまうからである』

その友人はこの格言通り、私が困っているときはいつも、私が助けを請う前に助力を買って出てくれた。それは確かに、こちらが頼んでやってもらうより、数倍も感謝の気持ちを抱くものだった。

だからという訳ではないし、この運転手が後で恥じ入るとも思えないが、ここまで言われては仕方がない。
「分かりました。とりあえず僕がメーカーのホームページを見てみますよ」
それだけで運転手はとても喜んでくれた。

その日、メーカーのホームページを開いてみると、会社の住所はアラブ首長国連邦のドバイになっていた。とりあえずメーカーにメールを送ってみたが、おそらく今回も大した役には立てないだろう。

相手を恥じ入らせはしなかったが、自分が恥じ入る結果になっては、これも美徳とは言えない。

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