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リムジンガン1号~7号

南アフリカで聴く虹色の歌声 ケープタウンのタウンシップを目指す <ひと握りのアフリカ –6>

断崖が続く喜望峰、味も景観もすばらしいワイナリー、手軽に楽しめるサファリツアーなど、南アフリカ共和国(以下南ア)の観光資源は枚挙にいとまがないが、南アの魅力は自然美だけではない。様々に異なる人々が共に暮らす姿もまた、この国を特徴付ける大切な魅力のひとつだ。南アの多様さを確かめたく、2つのコンサートを訪ねた。(岩崎有一)
シリーズ1から読む>> 穏やかなニジェール川の旅(マリ)<ひと握りのアフリカ –1>

南ア南端の港町ケープタウンでは毎年春ごろ、ケープタウン・インターナショナル・ジャズ・フェスティバルが開かれている。アフリカ内外からのミュージシャンが集まる、大変大きな音楽イベントだ。2017年に私は、このフェスティバルを取材するためにケープタウンを訪ねた。

ケープタウンの空港でレンタカーの手続きをする。タウンシップに滞在することに、ずいぶんと驚かれた(ケープタウン・南アフリカ 2017年/Cape Town,South Africa 2017 撮影:岩崎有一)

ケープタウン国際空港に降り立ち、予約をしておいたレンタカーの窓口へと向かう。南アはアフリカ屈指の車社会だ。都市部にはレンタカー会社がいくつもあり、安価で程度のいい自動車を借りることができる。
日本での手続きと同じように、窓口で書類に必要事項を書き入れて手渡すと、窓口の女性は「えっ?」と驚きの声をあげた。「あなた、カエリチャに行くの?!」

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