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リムジンガン1号~7号

国連特別報告者は「批判もする友人」である(3)カナタチ氏は基盤のない個人的な意見を述べているのではない  藤田早苗

国連人権理事会の特別報告者のジョセフ・カナタチ氏は「国連特別報告者は、すべての人々にとって『友人』のような立場で『必要な時は批判もする友人』のこと」と語る(2017年6月30日スイス・ジュネーブで撮影:藤田早苗)

◆特別報告者の任務とは

先日の筆者との会合で、カナタチ氏は特別報告者の任務について次のように説明した。「国連特別報告者は、すべての人々にとって「友人」のような立場にある。その「友人」というのは「必要な時は批判もする友人(critical friend)」のことで、ある人が危険なことをして傷つきそうなとき、それは危険だ、ということを伝えなければならないと思っている友人である。」

カナタチ氏は「そのような友人として日本に警告を与え、他の国に対しても全く同様にしてきた」という。

例えば、2015年11月、英国政府に対して国会に提出されていた捜査権限法案について「恐ろしいよりも酷い(worse than scary)」と厳しく批判し、メディアも大きく取り上げたが、翌年法案が成立するまでには独立の監視委員会の設置など、最低限ではあるが法案に修正が加えられたという。また2017年3月の人権理事会への報告書で米国政府に予告なしにその電子メールプライバシー法案に対する勧告をしたが、米国は日本のような抗議はせず対話をし、6月にはカナタチ氏の9日間に及ぶ調査訪米を受け入れ協力した。

その調査訪問の最終日の記者会見でのカナタチ氏の勧告について、米国メディアは「“批判もする友人”からのからの厳しい愛情(tough love) 」として報告している。
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