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リムジンガン1号~7号

<特選アーカイブ>アフガニスタン~「ザルミーナ」公開処刑された女性を追って(5)札びらを切る外国メディアの姿 写真4枚【玉本英子】

1987年に設立されたアジアプレスは今年で30周年。7月22日~29日まで東京にて記念イベントが行なわれます。その一環でアフガニスタン・ドキュメンタリー映画「ザルミーナ」(2004・監督:玉本英子)が上映されます。それにあわせ、過去に取材・発表した記事を特選アーカイブとして掲載します。(記念イベントにつきましてはこちらをご覧ください

(※2003年初出のアーカイブ記事。情報等は当時のまま)

◆お金をばらまく外国メディアの記者たち

タリバン政権崩壊から3ヶ月後のカブール市内では、まだタリバン時代の「アフガニスタン国旗」の看板が見られた。(2002年2月撮影)

地方裁判所で資料さがしをしていた時のことだ。
それまで親切に対応してくれた資料整理担当者の男が、急に冷たい態度をとるようになった。
男は私にむかって言った。
「金を出さないお前には、もう協力してやらない」

男の傍らにはアメリカ人の新聞記者が立っていた。
その記者は裁判所で役人にお金をつかませて資料を手に入れようとしていた。

私は欧米の記者たちもザルミーナをテーマに取材をしはじめていてる始めていたことを知った。
多くは、タリバン政権の酷さを描こうとしていたようで、女性の犠牲者の象徴としてザルミーナを取材していた。

そして、大メディアの記者たちの多くが、法外なお金を相手に渡して取材をすすめていることがわかった。

次のページ:女性たちの声をビデオに撮ろうと、美容サロンを訪れたときのこと…

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