■バグダッド従軍日誌(2) イラク軍のハンヴィー
クルディスタン日誌というより、しばらくは「バグダッド日誌」ですが、そのまま続けます。
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![]() 【イラク軍の戦闘車両ハンヴィは米軍のお下がり品。ハマー社ハンヴィーの民生用仕様車はシュワルツェネッガーとキムタクが乗っていたと思う】 |
イラク軍にはハンヴィーが配備されている。米軍のと同じあの車両だ。日本の新聞で軍用ジープと書いてているところもあったが、ジープは別会社の車種。なので正確にはHMMWV(高機動多用途装輪車)一般にはハンヴィ(Humvee)と呼ばれる。
GPSや特殊無線が装備されている米軍ハンヴィと違い、車内には小さな無線機以外に何の機材もない。これまで米軍のハンヴィは防弾装備が貧弱で、イラクでの仕掛け爆弾で被害が相次いだため、2005年になってようやく米軍は強化防弾装甲仕様のハンヴィを配備した。
米軍の旧式ハンヴィの「お下がり品」が、いま、イラク軍にまわってきている。イラク軍のは、旧モデルなので防弾装甲も薄い。
自衛隊が警察予備隊として発足したときも、当初は、米軍の「お下がり品」が多かったし、占領と軍発足の装備の過程がなんとなく似ている。(イラク軍には一応、新品購入品の装甲ランドローバーや軽戦車もある)
![]() 【ハンビーの車内。無線機以外の特別装備はなく、米軍のハンヴィーに比べてひろびろとしている】 |
若い一般兵士は、イラク戦争後、新たに志願して採用された者も少なくない。米軍の訓練を受けているので、なかなか機敏だ。
毎日が内戦状態のイラクで、兵士は危険度も高い仕事なのだが、給料は公務員の倍はあるので、キツイわりには人気が高い。中学を出て仕事がなかったので、兵士になったという若者もいた。
一方で、指揮系統にいる将校や士官には、フセイン政権時代の旧イラク軍で士官だった者もいる。宗派抗争を食い止めるためとはいえ、いま、自国民に銃を向けている現実。
「軍隊の本来の姿ではありません。でも、必ずイラクの誇りを取り戻せると信じています」と話す、ある下士官の言葉が心に残った。彼の運転するハンヴィには、小さなイラク国旗が、はためいていた。
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「Yahoo!動画 アジアプレス・ビデオジャーナリスト報告」
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イラク・トルコ・イラン・シリアにまたがるクルディスタン。分断民族クルド人とは。クルド問題とその他の地域も取材中(坂本卓/アジアプレス)





