マデシによる経済封鎖
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マデシ・バンダ6日目。タライでは、ネパールガンジから東のハイウェーで、今日も交通が完全にストップしていたようだ。
ディーゼル・ガソリンを運んだタンカーは一部しか到着しておらず、カトマンズ盆地ではすでに病院や学校にまで影響が出ている。
スクール・バスの燃料がないために、学校を休校にしたところもあると報道されている。
病院では酸素ボンベが不足していたり、スタッフを運ぶバスの燃料がなかったり、正常に経営できない状態になりつつあるそうである。
彼らが何と言おうと、これはもう、マデシによる山岳地帯のネパール人に対する経済封鎖である。
解決の鍵をもつ統一マデシ民主戦線は、政府が運動弾圧をしていると抗議して、弾圧を止めるまではバンダを継続することを決めた。
今日も、ネパールガンジやビルガンジなどで外出禁止令が出されている。
コイララ首相は、すでに「一つのマデシ」、つまり、ジャパからカンチャンプールまで、インド国境沿いの郡を「マデシ自治州」とすべきというマデシ戦線の要求を拒絶している。
実は、「一つのマデシ」を言い出したのは、マオイストのマトリカ・ヤダフ(現閣僚)なのだが、ヤダフは今になってこの主張を取り下げている。
統一共産党も、この要求には反対を明らかにしている。
イスラム教徒が多いネパールガンジ一帯を除くと、ナワルパラシ・カピルバストゥよりも西の郡では、タルーが先住民族である。
今のところ、彼らのこの要求に対するタルーの反応は表面化していないが、タルーは自分を「マデシ」とは考えておらず、したがって、「一つのマデシ」要求に応じるとは思えない。
この問題に関しては、コイララ首相が明らかな過ちを犯している。
マデシ・リーダーとの会見のときには、「すべての要求を受け入れる」と話しておきながら、ビラトナガルに行って、これを拒絶する発言をしたのである。
これでは、政府側を信用しろと言われても、無理な話だ。首相を含めた政府が、ここまでいてもマデシの問題を真剣に考えていないのではないかと疑いたくもなる。




