小倉清子のカトマンズジャーナル〜“ジャナバード(人民主義)”について
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朝から曇り空。昨日は結局、夕方まで雨が降り続き、電気公社の人は戻ってこなかった。ところが、なぜか、電気が継続して来るようになり、昨夜は問題なくパソコンを使うことができた。
さて、先日、読者の方から“ジャナバード”を“共産主義”と直訳することに関して、質問があったのだが、その後、統一共産党の友人に聞いたところ、マオイストが意味するところ(あるいは私が理解するところ)と、この言葉の一般的な意味にギャップがあることを知った。
“ジャナバード”を英語に直訳すると“democrasy”になるのだが、たとえば、ネパール会議派の人は、“democracy”を語るときに、“ジャナバード”という言葉は使わない。
かつてであれば“プラジャタントラ”、今であれば“ロクタントラ”を使う。これは、一般の人も同様で、“ジャナバード”をdemocracyの意味として使うのは、コミュニストの人たちということになる。
統一共産党の友人の説明によると、マルクス主義コミュニストは、社会主義(サマージバード)を経過して、最終的にコミュニズム(サミャバード)を達成することを目指しているわけだが、ジャナバードはサマージバードにいたる人民による政治、あるいは、マダン・バンダリが提唱した「ニュー・デモクラシー」を意味する。と、ここまで聞いたところで、やはりマオイストが言うところの“ジャナバード”は、統一共産党が意味する“ジャナバード”とは、異なる印象をもった。
2001年から、さまざまなマオイストと話をするなかで、彼らは“サミャバード”よりも、“ジャナバード”という言葉を頻繁に使うことは、コメント欄にも書いたが、マオイストは少なくとも、2003年6月に“プラチャンダの21世紀の新民主主義(ナヤ・ジャナバード)”を党決定するまでは、コミュニズムを最終目的としていた。
そのため、私はジャナバード、イコール、コミュニズムだと認識していたのだが、2003年の党決定以降は、複数政党制を取り入れた人民政府による政治制度という意味に変わったのだと思う。いずれにしても、これについては、マオイストに直接聞いて、はっきりとしたいと思う。






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