独立したジャーナリズムの確立に向けて

レイ・ベントゥーラ

 

1962年、フィリピン・イサベラ州出身。

マニラ市のサント・トマス大学を中退した後、ケソン市のトリニティ・カレッジで政治学を修める。在学中に左翼運動に参加し、フィリピンでは非合法の共産党の予備党員にもなったが、1987年に日本に留学。学生ビザの失効後も日本に残り、横浜・寿街で日雇い労働者として一年間滞在。

その経験を記した『僕はいつも隠れていた』(草思社・93年)を発表。また、日本滞在中から不法労働者の記録をビデオで撮り始め、従軍慰安婦やストリートチルドレンなどをテーマにビデオ作品を制作。

【ビデオ作品】

「私は皇軍の慰安婦だったーフィリピン・朝鮮の女性たち」 (朝日ニュースター)
「ピナツボ山に生きる」 (NHK『ETV特集』)
「米の神様~イフガオ族」 (NHK福岡)
「私は腎臓を売った」 (NHK福岡)
など

【共著】

『匿されしアジア』 (風媒社)
『アジアのビデオジャーナリストたち」 (はる書房)
『メディアが変えるアジア』 (岩波ブックレット)
など

2006年、「僕はいつも隠れていた」の続編となる
「横浜コトブキ・フィリピーノ」(現代書館) を出版