samsun_071208.jpg【サムソン財閥解体を訴える野党の民主労働員と権永吉(クゥン・ヨンギル)大統領候補】提供: redian http://www.redian.org/

韓国最大の財閥企業サムスンが大きく揺れている。
2007年10月29日、サムスングループの元法務チーム長だった金勇??(キム・ヨンチョル)弁護士が、裏金疑惑を暴露したのが発端になり、政界と司法を巻き込んで、波紋が大きく拡がる一方である。

金弁護士は元検事。95年、全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領への企業の不正献金61億ウォン(当時のレートで約7億3千万円)の摘発に動いたが、検察の首脳部と青瓦台(大統領府)の圧力で捜査を中止させられ、97年に検察からサムスンに移り、6年間法務担当者を務めた。

その金弁護士が告発・公表した内容は
1.借名口座を通じた莫大な裏金疑惑…本人が知らない間に金弁護士名義の口座が作られ、約50億ウォン(約6億円)もの裏金が管理されていた。
2.02年の大統領選挙の裏金疑惑
3.李健熙(イ・ゴンヒ)会長の長男への不正な財産譲渡
4.大々的な検事買収疑惑…次期検事総長までがリストに含まれていた。
5.李会長が直接指示したとされる、政界・司法ーのロビー関連文書、などだ。

11月19日に、青瓦台の李鎔?x(イ・ヨンチョル)元法務秘書官が、在職中にサムスン側から現金500万ウォン(約60万円)の「餅代」を受け取っていたと明らかにして(後に返却したという)、金弁護士の告発がさらに真実味を帯びるようになった。

告発の中身がきわめて具体的なため、韓国社会は大きな衝撃を受けている。
サムスン財閥で内部告発をしたのは金弁護士が初めてのことだが、実は以前にも、「サムスンXファイル」事件と言われる不法資金問題が騒ぎになったことがあった。

「サムスンXファイル」事件とは、97年、情報機関の国家安全企画部(現国家情報院)が、サムスングループの秘書室長と元「中央日報」社長の不法政治資金に関する会話を盗聴した事件のことだ。
この事件は2年前にMBC(韓国文化放送)によって報道されて公になった。
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