住民の畑で盗んだトウモロコシの皮をむいている人民軍兵士。痩せているのが分かる。2008年8月平壌市江東(カンドン)郡。撮影 チャン・ジョンギル(アジアプレス)

住民の畑で盗んだトウモロコシの皮をむいている人民軍兵士。痩せているのが分かる。2008年8月平壌市江東(カンドン)郡。撮影 チャン・ジョンギル(アジアプレス)

 

◇食糧を持って軍部隊に慰問に行くよう住民に指示
25日に創建記念日を迎えた北朝鮮人民軍の食糧事情が、依然として極めて悪い状態にあると北朝鮮内部の取材協力者の女性が23日に電話で伝えてきた。

咸鏡北道茂山(ムサン)郡に住むこの女性は、
「三月に知り合いの息子が、痩せこけた姿になって所属する部隊から突然戻ってきた。聞くと、部隊に食糧を差し出せば休暇を許可すると言われて家に来たのだという。コメなら50キロ、トウモロコシなら150キロを出さなければならないそうで、親が必死になって集めている」
と語った。この兵士は一月ほど家に滞在し栄養失調から回復した後、軍部隊に復帰した。彼の親は結局、トウモロコシ500キロを息子が所属する部隊に送ることになった。

「我々だってその日暮らしのようなものなのに、あまりにもひどい仕打ちだ」
と、知り合いは嘆いていたという。
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