売り物はタバコとしゃもじぐらい 品物の大部分は陳列用

5階建ての平壌第一百貨店は1980年代前半に建設された。(写真はすべて2011年9月 ク・グァンホ撮影)

5階建ての平壌第一百貨店は1980年代前半に建設された。(写真はすべて2011年9月 ク・グァンホ撮影)

 

市場パワー勃興の一方で、すっかり力を失い実質的な存在意義をほぼ喪失した国営商業について報告する。「北朝鮮式社会主義」商業のシンボルである平壌(ピョンヤン)第一百貨店は、この国随一の国営百貨店だ。生前の金正日総書記が現地指導で訪れた直後の2011年夏、ク・グァンホ記者のカメラがそこに入った。映像に記録されていたのは、百貨店とは名ばかりでほとんど物を売らず、単なる陳列場・ショールームと成り果てた国営商業の虚しい姿であった。
取材 ク・グァンホ 整理・解説 石丸次郎

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※ 取材時のウォンの実勢レートは、100円が約3800ウォン。ちなみに国定の労働者の月給は2~3000ウォン程度である。
※ 当連載は、「シリーズ 北朝鮮の市場経済」 を再構成してアップしております。

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