1990年ごろから、北朝鮮では貧困のため、焚き物と食糧難に苦しむ住民たちが山の木をむやみに伐採して焼畑を行った。そのため北朝鮮の山のほとん どは禿げ山になってまった。木がないため山の保水力が落ち、一度雨が降ると土砂が川に流れ込んで川底が上がる。雨が降ると川は氾濫し、雨が少ないと水量が 極端に減るということになる。

アジアプレスの内部記者が2013年9月に撮影した地方都市の映像を見ると、の全体が土砂に覆われ、水量はかなり少ない様子だ。このように土砂が積もった川は、北朝鮮のどこでも見られる。

繰り返される氾濫と干ばつは、もちろん農作物の生産にも悪影響を及ぼしているし、飲用水の衛生状態にも問題が生じさせている。(整理=南正学)


動画 (01分43秒)  (C)ASIAPRESS
<動画が滑らかな再生でない箇所は撮影時の元動画が原因であり、再生の問題ではありません>

■ 動画・北朝鮮の水問題 シリーズ一覧 >>>

★新着記事