北朝鮮の鉄道は電力不足で頻繁に停車するため、乗客は列車の中で一週間を過ごすことも珍しくない。

列車の中では飲み水も洗面の水も必要だが、トイレで水が出ない。そのため停車中に降りて水を買わなければならない。水売りは近所の住民たちだ。山中や駅のない所に停まった場合、線路脇の排水路の水で洗面をすることになる。

このような状況は現在も改善されていない。2013年9月、列車がある駅に停車すると、水の入った容器を持った女性が列車に近寄ってきて客に飲用水を売り始めた。その横の少年は自分が水を運んでくるからお金を欲しいと言っている。大人も子供も競って水売りをしている。(整理=南正学)

 


動画 (02分51秒)  (C)ASIAPRESS
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