(参考写真) 大城区域には華僑が集住している。写真は大城区域の地下鉄楽園駅。2011年6月ク・グァンホ撮影 アジアプレス

(参考写真) 大城区域には華僑が集住している。写真は大城区域の地下鉄楽園駅。2011年6月ク・グァンホ撮影 アジアプレス

 

◇相次ぐ銃殺 華僑に対する見せしめも

夏ごろから党、軍幹部に対する粛清が続いていると伝えられる北朝鮮。平壌は今どうなっているのか。中国国境近くに出てきた取材協力者と11月25日に電話で話した。最新の北朝鮮内部報告の二回目。

石丸 平壌で党幹部に対する粛清、銃殺がまた行われているようですが。

A 粛清については言えることはないが、私が把握している二件の銃殺について話そう。一件は5月だったと思うが、平壌市の江東郡の「軍商管理所」(注)の所長が銃殺された。

石丸 公開銃殺でしたか?理由は何ですか?

A 銃殺は非公開で行った。韓国からの支援物資は南浦(ナンポ)港に入って来るのだが、それを「軍商管理所」で秘密裏に引き取るためにその所長は南浦に出向い た。それをしゃべった、秘密を売り払った罪で殺されたそうだ。 南浦港に着いた韓国の貨物船に乗れるのはその所長だけなので、漏えいを追及されたんだ。もう一件の銃殺はこの9月にあった。

注 軍商管理所

「軍商管理所」は、人民武力部後方総局傘下に所属する機関。もともとは北朝鮮の各地域に駐屯する部隊の軍人向けの商店に、軍人たちの生活必需品を調 達することが主な目的であった。しかし、経済難で軍の後方供給システムが悪化するにしたがい、軍商管理所の役割範囲が拡大するようになった。軍商管理所に は、原料基地(農場、生活必需品工場)はもちろん、地域の特性に合わせ軍人の後方物資調達のための外貨稼ぎにも手を出すようになった。東西の沿岸地域や北 部国境地域に位置する軍商管理所は、魚介類や山菜、鉱石など中国に輸出する合法的な貿易も行っている。

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