金正恩政権が核実験を行った咸鏡北道の豊渓里(プンゲリ)から約100キロの地点に住む取材協力者と、1月7日深夜電話がつながった。協力者は男性の一般 労働者で、「周囲の人は皆核実験に関心がない」と、核実験後の北朝鮮内部の雰囲気を語った。(整理/カン・チウォン、石丸次郎)

(参考写真)金正恩時代に入り地方都市では電気、水道の麻痺が続く。生活悪化で住民の不満は高まっている。写真は 2013年3月平安南道の平城(ピョンソン)市で撮影アジアプレス

(参考写真)金正恩時代に入り地方都市では電気、水道の麻痺が続く。生活悪化で住民の不満は高まっている。写真は
2013年3月平安南道の平城(ピョンソン)市で撮影アジアプレス

 

---核実験について、人々の反応は?

もう今や皆、核実験なんかに関心ないですよ。金正日が生きていた時の最初の人工衛星(ロケット)発射の時は、関心もあったけれど、今はもう別に...。

---北朝鮮のニュースを見ると、お祭り騒ぎのようですね。

私はテレビ(報道)も見ませんでした。お祝いだと騒ぐのはいつものことでしょ。よくわかりませんが、水素爆弾だから、核爆弾より強力だそうですね。

---国際社会から経済制裁を受けることになりますが、上の人間より民衆が苦労することについて、どう思いますか?

制裁をやろうがやるまいが、私たち庶民は、ずっとみじめな暮らしをしてきて、上から与えられるものもなく市場の商売で生きているので、今さら制裁があっても変わりはないのではないですか。

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