◆人ごとではない原発事故

東日本大震災から5年が過ぎ、被災者たちの存在がなかったことにされるような気がしてなりません。原発は日本各地にあって、自分の町が「フクシマ」のようなことにはならないと言い切れない。そこを忘れてはならないと思います。榮子さん芳子さんの生活や思いに触れることによって、人ごとではなく、これは日本全体の問題として考えなければならないことを知ってほしい。

映画「飯舘村の母ちゃんたち 土とともに」を制作した古居みずえ監督は、原発は日本各地にあり、自分の町が福島のようなことにはならないと言い切れない。そこを忘れてはならないと話す。(玉本英子)

映画「飯舘村の母ちゃんたち 土とともに」を制作した古居みずえ監督は、原発は日本各地にあり、自分の町が福島のようなことにはならないと言い切れない。そこを忘れてはならないと話す。(撮影:玉本英子)

政府は2017年3月末に、飯舘村の避難指示を解除すると発表しました。しかし、山に囲まれた飯舘村では、雨などで土砂が流れるためすべての除染は不可能だといわれます。「帰村は自己責任で」ということなのでしょうか。

飯館村の村長さんらよると、村民の3割が帰村を希望、3割が帰村をあきらめ、残りはまだ決めかねているということでした。高齢者にはさらに厳しい状況になると思います。私は今後も「飯舘村の母ちゃんたち」を記録していきます。(了)

古居みずえ監督に聞く(2)へ

 

◆自主上映のお問合せは 映画「飯舘村の母ちゃん」制作支援の会までお願いいたします。
電話 090-7408-5126  FAX 03-3209-8336
メール iitate.motherprojects@gmail.com
「飯舘村の母ちゃんたち 土とともに」公式HP http://www.iitate-mother.com/
でも詳しい情報をご覧いただけます。

【関連記事】
原発事故で故郷を追われた飯舘村の女性たちを映画に~古居みずえ監督に訊く
「ぼくたちは見た」監督・古居みずえインタビュー 【第1回】「パレスチナの魅力はそこに暮らす人びと」
<小出裕章さんに聞く>今も続く緊急事態宣言 出口見えぬ汚染水対策