◆食糧価格二倍に急騰 交通網麻痺で流通止まる
被害の酷かった会寧(フェリョン)市と南陽では、食糧価格が急騰して住民が悲鳴を上げているという。21日、被災地域に住む取材協力者のB氏は、19日から物価が急に上がり始めたとして次のように報告した。
「現在、白米が8000ウォン、トウモロコシが2000ウォンに上がり、市場や住民たちの間で混乱が起きている。水害前の8月23日には、白米の価格が4300ウォン、トウモロコシは1050ウォンだったので、二倍近く上昇した」。(いずれも1キロ当たりの価格、以下同)

国境の川・豆満江を挟んで右側が北朝鮮。中国側に比べ山にまったく木がないのが一目瞭然だ。無理な伐採が水害被害を大きくした。2004年6月石丸次郎撮影。

B氏によると、中国ウォンの実勢為替レートと中国製品の価格については現時点で変動はないという。ちなみに20日に両江道に住む協力者に聞いた白米価格は 4200ウォン、トウモロコシは980ウォン、1中国元は1200ウォンだった。食糧価格の急騰は、被災地の品薄によるものと思われる。

その原因について協力者のB氏は「洪水で会寧市と南陽に通じるすべての道路と鉄道が破壊された状態だ。流通がストップして商人たちが保有していた食糧が枯 渇したためだ。復旧完了まで、まだ相当長い時間がかかると思う。食糧価格の上昇は当分続くだろうし、それにつれて他の物価も上がるのではないか」と見解を 述べた。

※19日付けの労働新聞は「水害地域である古茂山(コムサン)と茂山(ムサン)区間の鉄道が復旧、開通した」と報じたが、現地の協力者は復旧を確認していない。会寧市と南陽には東西二方向に鉄道が走っている。

※アジアプレスでは、中国の携帯電話を北朝鮮国内に搬入して連絡を取っている。

復旧作業に投入された人民軍兵士。つるはしとシャベルの手作業だ。2016年9月21日労働新聞より引用。


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