ハンドル部分。窓も最小限に見えるだけにして、ほかの部分はすべて鉄板で覆っていた。元は建設重機だったため内部のペイントは黄色のまま。外部はすべてベージュに塗装してあった。(2017年・イラク北部・撮影:玉本英子)

IS戦闘員が乗っていた運転席側から外を見る。防弾ガラスが銃弾を食い止めている。(2017年・イラク北部・撮影:玉本英子)

運転席部分は自作スラットアーマーで入念に取り囲まれ、ロケット弾対策がとられていた。(2017年・イラク北部・撮影:玉本英子)

車輪部分は狙われやすいため、鉄板で取り囲んでいた。「アブ・オマル・バグダディ爆破大隊34号車」とある。アブ・オマルはISの前身、イラク・イスラム国(ISI)時代の指導者の名前。(2017年・イラク北部・撮影:玉本英子)

接地部分は、鎖かたびら状に。これも弾丸よけになっている。(2017年・イラク北部・撮影:玉本英子)

車輪を覆う鎖かたびら状の部分。入念な装甲の手の入れように圧倒される。(2017年・イラク北部・撮影:玉本英子)

この装甲ブルドーザーはクルド側が構築した突入遮蔽用の盛り土を排除して、後続部隊の進入路を開くのが目的だった。運転していたIS戦闘員はクルド兵に撃ち殺された。(2017年・イラク北部・撮影:玉本英子)

これは同じ地域を映した公式映像。IS戦闘員が運転している。車体番号は同じ大隊の33号と読め、34号の1台前の車両のようだ。重機を装甲車工場で量産改造し、部隊番号をつけて管理、運用していたのではないか。(2016年8月・IS映像・イラク北部)

 

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