(参考写真)ボロをまとい煤けた顔の二人のコチェビ少年が露天市場で映像CDを売っていた。2013年3月新義州市にて撮影アジアプレス

◆「親に捨てられた」と言った少年

この数年、北朝鮮内で見かけることがほとんどなくなっていたコチェビ(浮浪するホームレスの意)が、今年の初めから各地で目撃されるようになり、3月に入って以降、その数が目に見えて増加していることが分かった。国際社会による経済制裁による景気悪化で地方都市の民生が悪化しているためだと考えられる。(カン・ジウォン)

「コチェビの姿は昨年末までほとんど見かけることがなかったが、今では市場に行くといつも10人余りが徘徊している。ほとんど10代の少年たちで幼児の姿は見えない。体に合わない大人用の服を身に着けていて、2人組が多い」
北部の両江道の恵山(ヘサン)市に住む取材協力者が、3月26日、このように伝えてきた。

また、咸鏡北道の茂山(ムサン)郡からも、最近、浮浪児の姿が増えたという報告が届いている。

「調査のため3日間市場に出向いたが、いつも7~8人の浮浪児がいた。観察していると同じ子供は2人だけで、毎回別の顔ぶれだった。尋ねると、茂山ではなく他地域の子供たちで、『両親がいなくなった。捨てられた」と答えた。中国との国境地域の方が、経済がましだと考えて来ているようだ」