(参考写真) 手帳をめくりながら携帯電話を使う男性。平壌市の中心部のモラン区域で。2011年6月に撮影ク・グァンホ

◆専任技術者雇いパスワードも突破

北朝鮮でも携帯電話の普及が進み、今や使用者は500万人を超え、人口比普及率は20%以上になった。最近では動画や写真などを保存できるスマートフォン型の機器の人気が高い。
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北朝鮮当局は、このパーソナルな端末の普及に伴い、最近になって露骨に干渉と統制を強めていることが分かった。通話は盗聴できるが、動画や写真、テキスト情報は簡単にコピーできて監視が難しい。それらが無秩序に共有され拡散するのを警戒してのことだ。

街中での検問や服装検査などでも、真っ先に携帯電話のメール記録や写真、動画データを見せろと要求、端末を押収して調べることも茶飯事となっているという。北部地域に住む取材協力者は、10月中旬、次のように伝えてきた。

「保安署(警察)、保衛局(秘密警察)などの公安機関は、あらゆる捜査の際に、まず携帯電話機を調べるようになった。保衛部で働く知人に聞いたところ、削除されたデータを復元する技術のある専門家を採用しているとのことだ」

端末の中を見せろと言われて拒否すると、押収していってパスワードや指紋認証も突破してしまう。保安署には専門的な技術要員がいるという。

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