(参考写真)試合開始に先立ち、北朝鮮応援団が大型国旗を掲げている。20の16年3月に大阪で行われた女子サッカー国際試合で(アジアプレス)

◆平壌滞在3日間、韓国と携帯電話も通じないおそれ

来る10月15日に北朝鮮の平壌で開催予定の2022年サッカーW杯予選。北朝鮮チームと対戦する韓国代表チームが13日、仁川空港から北京に向かった。

しかし、北朝鮮側は、韓国側がずっと求めてきた応援団、メディア、生中継のための放送関係者の入境のための話し合いに一切応じておらず、南北朝鮮チームの試合に、韓国の応援団「赤い悪魔」の姿が見られない可能性が高くなった。

連合通信、中央日報のなどの韓国メディアによると、13日に仁川空港から北京経由で平壌に向かった韓国チーム関係者約55名だけが入境を認められた模様だ。韓国の携帯電話は北朝鮮領域ではローミングされないため、2泊3日の平壌滞在期間中、選手団一行は個別に韓国と連絡する方法が途絶することになるという。

2018年2月の平昌冬季五輪を契機に南北対話が進展し、板門店、平壌で行われた二度の文在寅(ムン・ジェイン)―金正恩(キム・ジョンウン)会談では文化、スポーツ交流の活性化がうたわれた。来年の東京五輪での南北合同チーム結成や、2032年の五輪の南北合同開催構想も浮上していただけに、ここに来ての北朝鮮側の徹底した「韓国無視」に、サッカー関係者のみならず政府関係者にも当惑が拡がっている。