節電と盗電取り締まり命じた金正恩氏。写真は2018年11月に三池淵郡を視察する様子。労働新聞より引用

厳冬期に入った北朝鮮各地から、電力供給が麻痺状態に陥っているとの情報が続々伝えられている。金正恩氏直々の「節電指示」もあった模様だ。北部地域の複数の取材協力者が伝えてきた。

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北朝鮮は水力発電への依存度が約70%と高く、ダムが凍結する12月から電力供給が悪化するのは毎年のことだが、この数年は、供給がゼロの「絶電」地域が出るなど、深刻な状態が続いている。

咸鏡北道会寧(フェリョン)市の協力者が27日に伝えてきたところによると、12月初めまで一日に3~5時間程供給されていた電力が、22日頃から30分~1時間程度しかなく、日によっては1秒も来ない状態だという。会寧市は、金正日氏の母・金正淑(キム・ジョンスク)市の生誕地で、他都市に比べて比較的優遇されているばずなのだが。

また、両江道の中心都市・恵山(ヘサン)市に住む協力者は20日、「現在、一日に3~4時間程度しか電力供給がない」と伝えてきた。
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