大阪で行われた国際大会に参加した女子サッカーの北朝鮮代表選手たち。2016年3月9日に撮影アジアプレス

新型コロナ肺炎防疫のために外国との人の出入りを完全に遮断している北朝鮮が、国際スポーツ大会への参加を相次いで取りやめている。2月以降、今夏の東京五輪の参加資格に関わる重要大会もすべて欠場しており、すでに東京五輪への参加を放棄したとの見方が出ている。

米国の「自由アジア放送」(RFA)が3月6日に報じたところによると、北朝鮮は、モンテネグロで今月開かれる予定の女子ハンドボール五輪予選に出場しないと通告、コロンビアで開催される国際ハンドボール大会にも不参加を知らせてきたと、国際ハンドボール連盟(IHF)が明らかにした。理由は新型コロナ肺炎防疫のための旅行禁止措置のためだという。

他の競技でも、北朝鮮は相次いで不参加を決めている。3月22日から韓国釜山で開催される予定の世界卓球選手権には参加申請をせず不参加が確定。レスリングでは、2月にインドのニューデリーで開かれたアジアチャンピオンシップ大会を欠場、射撃でも3月15日からニューデリーで開かれる予定のワールドカップ大会に不参加を通告している。いずれも新型コロナ肺炎拡散によって移動が困難になったためだと、主催側はRFAに説明した。

卓球つにいては、1月の国際競技大会で女子団体の五輪出場を決めていたが、他の競技の国際大会には東京五輪の予選を兼ねているものがあり、北朝鮮は東京五輪参加自体を放棄するつもりなのかもしれない。

北朝鮮の内閣機関紙である「民主朝鮮」は2月28日、「新型コロナウイルス感染者の管理がデタラメな日本がまともにオリンピックを開けるのか、すでに多くの国が選手団派遣をためらっている」と批判めいた記事を掲載していた。(カン・ジウォン)