平壌郊外の砲撃訓練場に建てられた韓国大統領府を模した建物。2019年のグーグルアースより。VOAより引用。

 

北朝鮮が平壌付近に作った大統領府(青瓦台)の模型建物の周囲に大型円形の標的が描かれていることが衛星写真の分析で分かった。近く砲撃訓練が行われる可能性がある。「米国の声放送」(VOA)が4月15日に伝えた。

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VOAは、「プラネットラブス(Planet Labs)」が撮影した衛星写真を掲載し、「4月12日に、青瓦台の模型を中心にした大型の円形標的が登場した。その直径は約220メートルで、青瓦台の模型が標的の中央に位置している」と伝えた。

金正恩政権は、2016年に平壌から南東に約10キロ離れた砲撃訓練場の中に、青瓦台を模した建物を建てて同年12月に襲撃訓練を行ってメディアで公開した。この訓練の後、青瓦台の模型建物には焼けた跡は残っていたが、破壊はされていなかった。

4月14日にプラネットラブスが衛星で撮影した平壌郊外の円形の砲撃訓練場の様子。矢印の所に大統領府の模型建物がある。VOAより引用。

今回は違うようだ。VOAによると、砲撃訓練場に大統領府の模型建物を中心に配置した標的円が描かれたのは初めだという。一部の専門家は、砲撃訓練が実施される可能性があると指摘している。

スタンフォード大学安保協力センターのニック・ハンセン客員研究員(衛星写真アナリスト)は、VOAに対し「近く青瓦台の模型に対する砲撃訓練があるだろう」と述べた。

北朝鮮は4月14日に、戦闘機から発射されたとみられる空対地巡行ミサイル発射訓練を行っている。(カン・ジウォン)