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【中学1年になったハディール。歌手になるのが夢という】(2008/3/13 アルビルで/撮影:玉本英子)

玉本英子 現場日誌
■ハディールから大阪の小学生へメッセージ
ハディールが通っていたジャワヘリ小学校と、東大阪市の意岐部東(おきべひがし)小学校はこれまで交流を持ってきた。
3月18日は意岐部東小で卒業式が行われる。ハディールがイラクのアルビルからお祝いメッセージを送ることになった。
意岐部東小6年生の皆さん、彼女の言葉にぜひ耳を傾けてくださいね。(玉本英子)
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意岐部東小の6年生のみなさん
意岐部東小学校6年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
私はハディールといいます。中学1年生です。
私は小学3年のときにバグダッドからアルビルへ家族とともに避難し、ジャワヘリ小学校へ転校しました。
ジャワヘリ小学校では意岐部東小と交流をもっていました。

意岐部東小のみなさんが私たちのことに関心を示してくれてとてもうれしかったです。
私は、去年の12月におばあさんに会いに、3年ぶりに
バグダッドへ帰りました。1週間いましたが本当に怖かったです。
バグダッドでは爆弾事件やお金目的の誘拐がたくさん起きていました。

3軒となりの家のファーヘルおじさんは去年の11月に家の前で撃たれて殺されました。
私と同じクラスだったサンディちゃんは外に出るのが怖くて学校へ行けなくなってしまいました。今もずっと家の中にいます。多くの人がこの町を出て行きました。
なぜ、こうなったのか私には分かりません。

私のいるアルビルはまだ安全です。学校が終わったらクラブ活動をしています。
休みの日は友達と近くのお店でアイスクリームを食べたりします。
でもイラクではそういう普通の生活ができない子どもたちがたくさんいます。戦争があるからです。
みなさん、中学生になっても、私たちイラクの子どもたちのことを忘れないでください。

イラクが平和になったら、みんなで遊びにきてください。
みなさんの幸せをアルビルから願っています。
おめでとうございます。
ハディール・アブサードより
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(続く) >>(イラク戦争から5年・イラクはいま~国内避難民)