1 寺洞(サドン)区域[9]
2008年12月取材
取材:リ・ソンヒ/解説:石丸次郎/整理:リ・ジンス

■美林(ミリム)洞[IV]
◆市場の様子
美林洞には公設市場がないため、商売は自然発生した露天市場で行われている。高架道路の下で雨を避けながら、あるいは鉄道の線路の上にまではみ出して商売に励んでいる。露天商売は主に、[一]美林駅から出る線路沿いの一帯、[二]美林閘門とつながる高架道路の下辺り、そして[三]大同江の川べりの土手の上などで行われている。いずれも数百人規模の売り手が出ているなど活気がある。これは美林洞が郊外といっても、人口過密な首都平壌の一部であることを示している。
[一]美林駅と線路沿い

美林駅のそばにある国営の美林食堂。

美林駅のそばにある国営の美林食堂。

食堂入口脇の窓口では持ち帰り用の食べ物を売っているようだ。兵士たちの姿も見える。

食堂入口脇の窓口では持ち帰り用の食べ物を売っているようだ。兵士たちの姿も見える。

「革ベルト染色」「雑貨修理」と書かれた小さな看板を掲げ商売をしている男性。右手に座っている兵士は注文した作業が終わるのを待っているようだ。

「革ベルト染色」「雑貨修理」と書かれた小さな看板を掲げ商売をしている男性。右手に座っている兵士は注文した作業が終わるのを待っているようだ。

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