1 寺洞(サドン)区域[10]
2008年12月取材
取材:リ・ソンヒ/解説:石丸次郎/整理:リ・ジンス
■美林(ミリム)洞[V]
◆市場の様子[二]高架道路の下付近

自転車や機械、電子機器の修理業の男性が、修理道具を並べて客を待っている。成人男子は職場への出勤を強要され、商行為は厳しく禁じられている。定年になり引退した高齢の男性だけがこうした仕事に出ることができる。

高架道路の下にも凄まじい数の人が集まってきている。雑貨や食品を売る人が多いが、一角では大きな豚肉の塊を売っている。個人が家で飼育したものだ。

人の流れは土手へと続いている。この土手は大同江の堤防だ。

高架道路から少し離れた所では、ずらりと露天の理髪店が営業中だ。国営の理髪店を定年退職した腕に覚えのある人が「個人開業」するのだという。価格も国営より少し安く仕上がりも上々なので、庶民に人気があるが、無許可ということでしばしば取締りの対象となり、利益の3割を市場税として要求されることもあるという。

 

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