日本入りした脱北者として初めて大学を卒業するリ・ハナさん。写真:金慧林

 

◆リ・ハナさん「皆さんのおかげ」先月には手記出版

日本入りした脱北者として初めて大学に進学したリ・ハナさん(仮名、大阪府在住)が、来月関西学院大学を卒業する見込みとなった。
リさんは2000年に北朝鮮北部の新義州(シニジュ)市から中国に脱出。潜伏生活を経て05年に日本に入国した。アルバイトをしながら大検(高等学校卒業程度認定試験)に合格し、09年に関西学院大学に入学していた。

「周囲の方々の応援と助けがあって何とか大学を卒業できそうです。嬉しいです」
22日、卒業できる単位の取得を確認した、リさんは喜びを述べた。
就職はまだ決まっていないが、何らかの資格を取って脱北者や在日外国人などの少数者の助けになる仕事をするのが目標だ。
リさんは、先月、日本に来てからの暮らしの喜びや戸惑いを綴った手記「日本に生きる北朝鮮人 リ・ハナの一歩一歩」を出版している。

「北朝鮮から来たことを堂々と言える日が来てほしい」とリ・ハナさん。先月刊行の手記は多くのメデイアに取り上げられた。写真 南正学

 

※日本に暮す脱北者現在約200人。1959年から行われた在日朝鮮人の帰還事業で北朝鮮に渡った人たちと北朝鮮で生まれた帰国者二世たちだ。リさんは両親が大阪、長崎生まれ在日朝鮮人。
【石丸次郎】