◆友人や親戚の顔が浮かびます。

昨年12月に長距離「ロケット」を発射してから今日まで、北朝鮮は国際社会を緊張させ続けている。北朝鮮関連のニュースが連日報じられる中、日本に暮らす脱北者のリ・ハナさんは「一番の犠牲者は北朝鮮の庶民です」と訴える。
(取材・整理 南正学)

リ・ハナさん。写真:金慧林

リ・ハナさん。写真:金慧林

 

(承前)
:金正恩政権が戦争挑発しているニュースが続いています。
:少し寂しく感じる時があります。韓国では北朝鮮の人権問題も報じられますが、日本ではミサイルや核や政治に絡んだニュースばかりが目立ちます。北朝鮮に住む人々の人権問題に、もっと関心を持ってもらえたらなと感じることがあります。北朝鮮にも普通の人々が暮らしているということを想像していただけたらと思います。

北朝鮮の民衆たちは、自分の意思ではどうにもならない人生を生きて行かなければならない状態です。食べ物やお金がないことよりも、人間として当たり前の権利を行使できていないという点が、あまりにも残念で可哀想なのです。日本社会には、北朝鮮の民衆の境遇にもう少し関心を持ってもらえると、とてもありがたいです。

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