(関連写真)三水発電所の近くの検問所でトラックの荷台に乗った人々が下ろされている。 2013年8月撮影「ミンドゥルレ」(アジアプレス)

(関連写真)三水発電所の近くの検問所でトラックの荷台に乗った人々が下ろされている。 2013年8月撮影「ミンドゥルレ」(アジアプレス)

 

北部両江道の恵山(ヘサン)市近くにある三水(サムス)発電所のダムで18日、荷台のコンテナに人を乗せたトラックが大雪のためスリップしてダム湖に転落、19人が死亡する事故が発生したと、北朝鮮内部の取材協力者が伝えてきた。 (カン・ジウォン)

「11月18日、咸鏡北道延社(ヨンサ)郡の水害復旧に動員されて恵山市に戻る途中の突撃隊員17人が乗り込み、商売の品物も積んだ大型コンテナトラックが、雪道でスリップして三水発電所のダム湖に転落して、運転手の他1人を含めた計19人が死亡した。積載した商品の盗難を防ぐために、人が乗っていたコンテナを外から閉めていため逃げることができず溺れ死んだ。事故車両は両江道の林業管理局の所属だった」
と、22日に恵山市に住む取材協力者が電話で伝えてきた。

当局が救助活動を始めたが、沈んだ車両を引き上げることができず、22日の時点で遺体は収容できていないという。

今回、事故が発生した三水発電所では、2011年3月にも乗客70人を乗せたバスが近道をしようとして凍った湖の上を走っている途中で氷が割れて水没、全員死亡するという傷ましい事故があった。この当時、三水発電所のダム湖では、車両が転落する事故が頻発。「1年に平均50人程が死んでいる」と、地元の住民が伝えていた。

アジアプレスが11月18日に報じたように、北朝鮮では10月中旬以降電力事情が急に悪化して列車運行がほとんど麻痺状態になり、人と物の輸送の大半が「サービス車」と呼ばれるトラックやバスに集中しており、人命が失われる事故が多発しているといわれる。

事故のあった両江道三水郡 (アジアプレス)

事故のあった両江道三水郡 (アジアプレス)

 

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