映画「愛と法」の1シーン。・南和行さん(前列左から2人目)、吉田昌史さん(同3人目)は南さんの兄一家を訪ね、なごやかな休日を過ごす (C)Nanmori Films

◆家族とは何か

「家族」も映画の大きなテーマだ。法律上は他人同士の南さん、吉田さん「夫夫」。2人のもとに、居場所を失った少年が居候して始まる3人暮らし。一方、南さんが、講師を務める憲法カフェで、参加者から「血縁関係か法的根拠がなければ家族とは言えない」という言葉を投げかけられる場面もある。その南さんの母親も画面に登場する。かつて息子のカミングアウトに反発したという母親はいま、事務所スタッフとしても息子たちを支えている。南さんは「自分たちの普通の生活を見てほしい。どこか気づくところがあればうれしい」と話している。

渋谷・ユーロスペース、シネリーブル梅田、京都シネマほか、順次全国で公開。