◆柔道を心の支えに
セルヒー・スキダンコーチは言う。
「柔道が子どもたちの心を支えています。いま直面する苦しみから、いつかウクライナが立ち直り、私たち、そしてこの子どもたちが町に戻って再び柔道ができる日が来ることを願うばかりです」


2024年のクリスマスには、柔道に取り組む子どもたちのための大会、「畳の星たち」(ジルキ・タタミ)が、ザポリージャで開催された。大会にはオリヒウからの避難民の子どもたちも参加し、部門優勝を果たした。
やまぬ戦火のなか、子どもたちは柔道を心の支えに、今日も練習を続けている。

<ウクライナ・アートの現場3>侵攻を”予言”した少年「戦争が起きる」マクシムが見る世界(写真12枚)