アマゾンなどで販売されているカラーサンド(色砂)やマジックサンドなど子ども用の「遊び砂」から発がん性の高いアスベスト(石綿)検出が相次いでいる問題をめぐり、基準内の含有を発表した学校向け教材などを企画販売しているサンワ(大阪府東大阪市)の対応ぶりはどうだろうか。購入者の1人として問い合わせ窓口に連絡してみた。(井部正之)

◆「混入の可能性は低い」「危険性は低い」と主張
カラーサンドは砂を着色し、焼成するなどしたもので、砂遊びやサンドアート(砂絵)などの用途で広く出回っている(カラー砂、アートサンド、デコレーションサンドなどの名称もあり、豪などでは総称としてクラフトサンドと呼ばれる)。マジックサンドは砂を着色しシリコン油などを加えたもの(キネティックサンド、シルキーサンド、のびーるサンドなど、さまざまな名称がある)。ふわふわな手触りで成形しやすく、散らばりにくいため、屋内の砂遊びに適していると人気になった。いずれも知育玩具として広く販売されている。学校教材にも採用されているという。
石綿は吸うと肺がんや中皮腫(肺や心臓などの膜にできるがんで非常に予後が悪い)などを発症させるおそれがある。とくに中皮腫は少量のばく露でも発症リスクがあるとされる。
筆者はカラーサンドやマジックサンド計19製品を独自調査し、7製品からトレモライト石綿を「微量に検出」し、1月22日に記事を発表した。その1つが、同社の「カラー砂 (ミニボトル入) 12色セット」である。同日の記事掲載後、同社は当該製品の石綿含有を公表した。
ただし同社は定量分析で「法律上の基準値である0.1%以下」だったとして「基準値以下の法律に適合した製品」と説明。今後の方針は明らかにしていない。
発表後、同社に何度か連絡しているが、担当者が電話中や不在で話を聞くことができていない(こちらの連絡先は伝えてある)。
今回同社が公表した問い合わせ窓口に連絡すると即電話には出てくれるのだが、「アスベストのことで」と伝えても、担当者不在や「メールで送ってください」と素っ気ない。何のための問い合わせ窓口なのかと疑問に感じざるを得ない。
念のため、もう一度電話し、アスベスト検出したカラーサンドの購入者であることを伝えると、ようやく話を聞くことができた。
以下、会話の概要である。
──ホームページでアスベスト検出の件を見させていただいたんですが、製品を持っている場合、どう対応したらよいのでしょう?
「カラー砂の件、ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。実際のところまだ調査中でして、アスベスト混入の可能性は低いんですけども、未使用の商品がある場合、お子様の手の届かないところで一時保管していただきたい。すでに開封されていたり、使用中のものはポリ袋に入れていただいて、砂が飛び散らないようにスプレーなんかで水を拭きかけていただいて、口をしばって保管しておいていただきたいんです」
──(アスベスト)混入の可能性が低いっていいますが、アスベスト含有と発表に書いてある。
「混入しているけど、危険性が低いってことなんです」





















