雪降る中をお気に入りの三池淵地区の工事を視察する金正恩氏。2018年11月の労働新聞より引用

1月8日は金正恩氏の生誕日だった。これまと同様、北朝鮮政府は8日を祝日とせず、官営メディアでは生誕日関連の情報は一切出なかった。だが、前後して金正恩氏の偉大性を学び忠誠を誓う集会が開かれ、一部企業では特別配給が支給されていたことがわかった。祝賀は控えつつも、誕生日に合わせて偶像化を強化する動きと見られる。北部地域に住む2人の取材協力者が伝えてきた。(チョン・ソンジュン/カン・ジウォン

◆国内では未だ年齢未公表 82年生説と85年生説広がる

金正恩氏の生誕日に関連する国内情報を伝えて来たのは、両江道の取材協力者A氏と咸鏡北道の協力者B氏だ。

 

――1月8日の金正恩氏の生誕日を迎える雰囲気はどうだったんですか?

協力者A: 特別なことは何もない。10日土曜日の生活総和で、企業所や団体ごとに「忠誠の宣誓集会」を行い、8日には「映画文献学習」が実施された。これまでの(金正恩氏の)革命活動や業績を収めた記録映画を視聴させられた。

協力者B: 今日(8日)が誕生日であることは、皆知っている。1982年生まれだという人もいれば、1985年生まれだという人もおり、正確に何歳なのかはいまだに知らされていない。祝賀行事はなかったが、内部的には「(金正恩)元帥様」の業績を強調する程度の行事が行われている。
人民生活を優先し、不必要な行事は行わないようにとの指示があったとされるが、住民の間では、金正恩が年齢を知られることを嫌い、静かにやり過ごしているのではないかとの噂が流れている。

北朝鮮の2026年のカレンダー。金正恩生誕日の1月8日は祝日ではない。ちなみに金正日生誕日の2月16日、金日成生誕日の4月15日は祝日と記されている。

◆ 国家の祝日特別配給は一切なく、一部企業がパン、食用油、菓子などを少量独自配給

――祝日の供給(特別配給)はなかったんですか?

協力者A: 一部の企業所で物資や食品などを独自に配給していると聞いたが、国家による特別配給はないと思う。

協力者B: 一部の企業では、パンや菓子、食用油などを少量ながら独自に支給した所もあったが、まったくなかった所もある。

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