2025年9月、アジアプレスの取材チームが中国吉林省長白県から超望遠カメラで撮影した北朝鮮両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)市の住民たちの姿は、過去とは違って見えた。
鴨緑江沿いの建設現場で働く女性たちは、屋外作業なのに服装は小ぎれいで、飾りのついたお洒落な服を着ている人までいた。
国境警備隊の兵士たちの軍服も端正で、体格は良く栄養に不足はなさそうだ。通りを行き交う住民たちは、スマートウォッチのような腕時計をつけたり携帯電話で通話したりするなど、一見余裕がありそうだ。
住民の生活が改善されたのだろうか? 恵山市に住む取材協力者に聞いたところ、中国側からよく見える国境地域に限定された現象であることが判明した。
恵山に住む取材協力者は、2025年11月にこう伝えて来た。
「(2022年に中国側に作られた)展望台の上から、中国人がまるで動物園を見物するように我われを見ている。当局は、みすぼらしい姿で出歩いていたら共和国の威信を損なうとして、夏に半ズボン姿で外出することまで取り締まっている」
また、軍人については、「(展望台からよく見えるため)警備旅団から特に体格の良い壮健な軍人が選抜配置され、軍服も優先的に支給されている」と明かした。
変化の背景には、こうした理由があったのだ。詳細は映像で確認できる。(アジアプレス編集部)
※アジアプレスでは中国の携帯電話を北朝鮮に搬入して連絡を取り合っている。























