◆薪価格の高騰に住民は悲鳴
当局の取り締まりが厳しくなるにつれ、薪の価格が高騰している。
「今、薪1束(約15本)で5000ウォンもする。食べてくのに精一杯なのに、薪の値段まで上がって、住民たちは本当に大変だ。石炭は1トンあたり80万ウォンだ」
北朝鮮の労働者の月平均労賃(月給)は約5万ウォンだ。1世帯が冬を乗り切るためには石炭1トンが最低限必要だが、それは1年分の労賃を上回る計算になる。
金正恩政権は「森林回復」を強調し、山での無許可の伐採を厳禁してきた。しかし、薪に代わるエネルギーを準備しているわけではない。さらに山林経営所の不正腐敗で市場の値段が跳ね上がり、住民たちの冬の苦しみはさらに大きくなっている。
北朝鮮には「かまど同居」という言葉がある。薪や石炭を買う余裕がないため、暖房代を節約するために赤の他人が厳寒期に共に暮らすのだ。
両江道地域は、3月中旬の今も、最低気温が零下10度の日が続いている。
※アジアプレスでは中国の携帯電話を北朝鮮に搬入して連絡を取り合っている。

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