081031_APN_kim_001.jpg【結婚写真を撮るカップル(ソウル市内で)】(FILE/ASIAPRESS)

ほんの10年前まで、韓国では30歳近くになって結婚しない女性は「オールドミス」と呼ばれ、「理想が高すぎる」とか「どこかに問題があるんじゃないの」などと周囲から白い目で見られたものだ。

それが今では、30代半ばにさしかかった私も含め、仕事を持ち結婚しない女性が、周囲にあふれている。

2月に発表された韓国女性政策研究院の調査結果によれば、25~29歳の女性未婚率は1980年には14%だったのが、2005年には59.1%と、およそ4倍にも増えている。30~34歳の未婚率も80年の2.7%から、05年には19%と7倍になった。とにかくすさまじい勢いで「結婚しない女」が増えているのだ。

その理由は、女は結婚して子供を産むものという占い観念が希薄になったことが一番に挙げられるが、無視できないのは経済問題だ。結婚情報会社が321組のカップルにおこなったアンケートによれば、去年、結婚にかかった費用の平均は1億7000万ウォン(約2000万円、新居の費用を含む)。

新婚夫婦でこれだけ多額の準備は難しく、借金をするか、親に負担してもらうしかない。費用の多くは男性が出すことになるため、「貧乏な男は結婚できない」という"結婚格差社会"が広がっていることがはっきりした。

「結婚しない女」が増えた結果、社会構造にも変化が起きている。まず、国際結婚の激増だ。1990年に1.2%だった国際結婚率は、2005年には10倍以上の13・6%になった。(韓国統計庁調べ)
とくに農漁村への結婚を避ける韓国女性の代わりに、中国、ベトナム、フィリピン、ウズベキスタンなど、おもにアジア出身の女性たちとの結婚が急増している。
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