◆北朝鮮最大の茂山鉱山と吉林省和龍市を結ぶ、長さ40キロの「和坪鉄道」
[アジアプレス=朴永民(パク・ヨンミン)、南正学(ナム・ジョンハク)]
朝中国境に位置する中国の和龍市南坪鎮で3年前から建設が進められていた、和龍市内と対岸の北朝鮮最大の鉄鉱山「茂山鉱山」を結ぶ鉄道工事が完成に近づいている。8日、アジアプレスの現地取材により分かった。地域名を取って「和坪鉄道」と名付けられた長さ40キロ余りのこの路線が完成すると、中国側は茂山鉱山産の鉄鉱石をより多く、より容易に国内へと供給できるようになる。

中国吉林省南坪鎮で完工間近の「和坪鉄道」。開通すればさらに多くの北朝鮮・茂山鉱山産の鉄鉱石が、中国国内に供給されるようになる。2012年11月 朴永民(パク・ヨンミン)撮影(アジアプレス)

中国吉林省南坪鎮で完工間近の「和坪鉄道」。開通すればさらに多くの北朝鮮・茂山鉱山産の鉄鉱石が、中国国内に供給されるようになる。2012年11月 朴永民(パク・ヨンミン)撮影(アジアプレス)

鉄道テスト用の黄色い車両。2012年11月 朴永民(パク・ヨンミン)撮影(アジアプレス)

鉄道テスト用の黄色い車両。2012年11月 朴永民(パク・ヨンミン)撮影(アジアプレス)

 

工事区間では現在、橋げたの上にまで鉄道の敷設が終わった段階。今年7月の訪問時には橋げだだけだったことを考えると、急ピッチで建設を進めたことがうかがえる。全体の4割以上を占めるトンネルの出入り口もきれいに整備されており、訪問時には貨物車の先頭車両を使ってのテスト走行が行われていた。実用まで秒読み段階に入ったものと見られる。
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