中国産のコメを売る女性たちがソバで腹ごしらえしている。コメの袋には「秋田小町」の商標が。2013年10月北部国境都市。(撮影アジアプレス)

中国産のコメを売る女性たちがソバで腹ごしらえしている。コメの袋には「秋田小町」の商標が。2013年10月北部国境都市。(撮影アジアプレス)

 

◇穀物に加え加工食品まで市場を席巻

北朝鮮の市場では、90年代に入り経済の没落が顕著になるとともに、国産品が姿を消し、中国製の品物がそれに取って代わった。近年では、電化製品や日用雑貨などの工業品に加え、中国産の食料品が市場を席巻し、庶民の口を満たしている。

中国製のラーメンとともに、ハングルで「人参三宝酒」と書かれた中国産の酒が見える。2013年10月北部国境都市。(撮影アジアプレス)

中国製のラーメンとともに、ハングルで「人参三宝酒」と書かれた中国産の酒が見える。2013年10月北部国境都市。(撮影アジアプレス)

 

市場には米や小麦粉、酒にソーセージ、ミネラルウォーターまで見える。どれも中国語の包装紙に包まれているため、一見すると中国の田舎の市場かと見紛うほ どだ。それでも米だけは、味が中国産の安い古米よりいいため、北朝鮮産が優位だが、他の食品類はなすすべがないといった感じだ。

清津市の総合市場。米が大量に売られている。2013年9月(アジアプレス)

清津市の総合市場。米が大量に売られている。2013年9月(アジアプレス)

 

国家が生産力を喪失し、基本的な加工食品すらも作れなくなった北朝鮮には、中国製の中でも安物の粗悪な食品がとりわけ多く入ってくるという。(ペク・チャンリョン)
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