放送委員会は市内の惠明(ヘミョン)洞にある。近所には惠明中学校や、恵山映画配給所などがあり、建物は3階建てだ。2010年6月、中国側から撮影(アジアプレス)

放送委員会は市内の惠明(ヘミョン)洞にある。近所には惠明中学校や、恵山映画配給所などがあり、建物は3階建てだ。2010年6月、中国側から撮影(アジアプレス)

記者の収入はいくらで、家計をどう維持するのか? 気になると思う。朝鮮で記者というのは特別な幹部ではないが、一般的な事務職でもない。知識人の中でも、程度の高い者として評価される。

そして職業の特性上、あらゆる面で一般行政の幹部たちよりも厚待遇を受ける。朝鮮にいた時、私は四級の記者だったのだが(注9)、2002年末頃の月給はわずか2475ウォン。ちなみに当時、コメが市場で1キロ1500ウォンだった。

さらに道路整備や、金曜労働(注10)などという社会的な「支援」の名目で天引きされ、手取りとなると900ウォンに過ぎなかった。それでも給料日にはお金を持ち寄り知人たちと協同食堂に行くのが楽しみだった。もっとも600ウォンのソバ1杯と300ウォンの酒1本を買うとおしまいだったが。家庭ではそもそも私の月給などあてにしていない。どうせ役に立たないのだから。
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10 毎週金曜日に、幹部を含むすべての国家公務員が、建設現場や協同農場に労力動員されることを指す。出張などの特別な理由がない限り、すべての幹部が参加しなければならない。
※当記事は、『北朝鮮内部からの通信「リムジンガン」第7号』に掲載されています。
「リムジンガン」第7号の詳細

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