R:活断層というのは、あると言えばあるし、ないと言えばなくなるような、そんな分かりにくいものなのですか。

小出:要するに、地下のことですので調査すること自体が難しいです。例えば志賀原発は、海の底に活断層があるな いというような話をしているわけです。ですから歩いて行って、そこの活断層を見たりすることもできないわけですから、議論はさまざま複雑なことになってし まっていて、昔は活断層でないという判定だったわけですけれども、今は活断層だという判定になっている。

原子力を進めたいと思っている学者たちも当然いるわけですし、そういう学者たちを集めてきさえすれば判断をひっくり返すことはできるというものなわけです。

R:そうすると、科学的な話のように見えて、実は政治的なことなのだということですかね。

小出:はい。もともと大変、政治的なことなのです。原子力発電所の安全審査というのは、どういう委員を集めるかということでもう結論がひっくり返ってしまうというようなこともあるわけですから、言ってみれば政治的な判断だということになると思います。

※小出さんの音声をラジオフォーラムでお聞きになれます。
「小出裕章さんに聞く 原発問題」まとめ