松山市で開かれた「空襲・戦災を記録する会全国連絡会議」で挨拶する「青森空襲を記録する会」会長の今村修さん(新聞うずみ火)

 

全国各地の戦争を語り継ぐ団体などが集う「空襲・戦災を記録する会全国連絡会議」が8月25、26日に愛媛県松山市で開かれた。市民や関係者ら135人が講演や各地の実践報告を通じて、戦争の悲惨さ、平和の尊さを語り継ぐことの大切さをかみしめた。(矢野宏/新聞うずみ火)

◆空襲体験、伝え続けて

全国連絡会議は1971年から空襲や戦災のあった自治体で開催され、今年で48回目。松山で開かれるのは初めて。
初日は、愛媛県歴史文化博物館の平井誠専門学芸員が「松山・瀬戸内地域の空襲・戦災と博学連携」と題して講演。45年6月中旬から始まった中小都市空襲は、テニアン、グァム、サイパンの四つの航空団に一つずつ目標都市が割り当てられ、基本的に一夜で4都市が焼き払われたという。

「国勢調査の人口に基づいて攻撃する都市を選定し、終戦までに57都市が空襲を受けました。愛媛県内では海軍航空隊があった松山で251人、軍需工場があった今治で454人、予科練があった宇和島で128人が死亡しました」

戦争体験者の高齢化が進み、歴史文化博物館では学芸員が小学校などで戦争を伝える「出前授業」を行っている。平井さんは、防空ずきんや焼夷弾の薬きょうなどに触れてもらうことで、「五感を通して戦争と当時の暮らしを感じ取ることが大事」と語った。

続いて、「宇和島空襲を記録する会」や「今治市の戦災を記録する会」など、県内外の12の団体・個人が地元の空襲や戦災の検証や継承活動などを報告した。

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