大ぶりで立派な豚足だ。現金収入を得るために家で豚を飼う人が増えたため、肉類も市場でたくさん売られるようになった。女性たちは店員ではなく幅約80センチの売り場の経営者だ。2013年9月平安南道の平城市にて撮影アジアプレス

闇で販売される豚肉の値段が下がったことも、人々の警戒を弛緩させたようだ。以前は1キロが15中国元(約232円)だったが、最近は12元(186円)ほどに下がった。

一方、他の肉類は一斉に値上がりした。羊、牛、ヤギ、アヒル、ウサギなどの肉の市場価格は10~20%上昇、いずれも豚肉の倍近い値段だ。

北朝鮮では「アフリカ豚熱コレラ」の感染が5月中旬に確認され、豚肉の販売流通、食用を禁ずる通達が出された。防疫当局と保安署(警察)は、市場で厳重な流通取り締まりに当たっていた。

「アフリカ豚コレラ」ウイルスは、冷凍肉やハム、燻製品でも活性を保ち、生きている豚への感染源になる。感染すると致死率はほぼ100%とされる。

軍事境界線で陸続きの韓国では、野生のイノシシが北朝鮮から南下するのを警戒、北側に防疫協力を提案していたが反応は鈍く、おまけに北朝鮮の防疫体制が穴だらけであることが分かった。急ぎ、南北が合同して対処する必要がある。(カン・ジウォン)

※アジアプレスでは中国の携帯電話を北朝鮮に搬入して連絡を取り合っている。