(参考写真)砂金採りに勤しむ女性。個人でやっていると場合と、法律違反だが人を何人も雇ってやっている場合があるという。また別途、買い取り業者がいるという。2008年10月黄海南道海州市にて撮影シム・ウィチョン(アジアプレス)

◆資金難の国家機関が住民排除するも

国際社会の経済制裁によって資金難に苦しんでいるのは国家機関も同じだ。そのため、両江道の労働党機関、保安局(警察)、検察所が人を動員して砂金採りを始めた。さらに近隣の住民も、我も我もと集まり河原は大混雑しているという。取材協力者は次のように言う。

「恵山(ヘサン)市郊外を流れるウンチョン江では、川底の砂1トンから2グラムも金が採れるそうで、商売不振で困窮した人や付近の農民たちが砂金採りに大勢集まり始めた」

突然の砂金発見に目を付けたが新興成金の「トンチュ」たちだ。当局から砂金採り作業の請負を始め、臨時に雇った人を引き連れて川底を深く掘削しているという。

「当局は砂金を独占すべく、警察が川辺への一般人の出入りを禁じて、夜間には勝手に人が入り込まないよう警備まで立てている。だが、住民たちは警備員に賄賂を払って入り込み砂を盗んで行っている」
と、協力者は述べた。(カン・ジウォン)