参加した代議員たちは全員マスクをしていない。入念に感染検査を済ませたのかもしれない。4月13日の労働新聞より引用

異例の2日遅れで4月12日に平壌で開催されたとされる最高人民会議。日本の国会に当たる。

13日に北朝鮮の国営メディアに公開された写真を見ると、全国から召集された700人近い代議員にマスク姿の人が一人も見えない。

かなりの大人数が密着しているので心配になる。参加者は700人近いと見られる。4月13日の労働新聞より引用

また、11日に急きょ開催された労働党中央委員会政治局会議の写真も公開されたが、金正恩氏を含めた全員がマスクをしていなかった。

金正恩政権は、コロナウイルスが中国で拡大し始めた1月から、国民に外出時のマスク着用を義務化。街頭では「マスク検問」まで行っている。メディアでは過去の写真を加工してマスク着用写真に仕立てるほどの念の入れようだった。

女優が学生を指導しているとされる写真。よく見るとマスクの大きさと位置がぎこちなく合成したものと分かる。2月の内閣機関紙の民主朝鮮より引用

では、今回の写真はなぜマスクゼロなのだろうか?

北朝鮮当局は「コロナウイルス感染ゼロ」の立場を崩しておらず、「社会主義医療の優越性」を宣伝している。

コロナウイルス防疫に成功していると誇示、宣伝するために、あえて会議の参加者にマスク着用させずに撮影したのではないだろうか。(石丸次郎)

金正恩氏が司会をした党中央委員会政治局会議の様子とされる写真。北朝鮮の最高幹部たちがずらりと並んでいる。4月12日の労働新聞より引用