「選挙速報」 -5

yanagi_080115.jpg土曜日の開票から日曜日を経て、今日月曜日午前、幕開けた株式市場は活況を呈し、国民党の圧勝を歓迎。

国民党馬英九総統候補への支持率が六割を超えたと報道。反対に民進党謝長廷候補への支持率は18%と急落。
その謝長廷が陳水扁の後をついで、民進党主席就任の覚悟を表明。悲壮感漂うが、今頃からもう遅いと思う。

その陳水扁は、選挙の翌日中米への外遊に出発したが、混乱をほったからしての「逃避行」に台北でもほとんど報道されず。
この一家は、五月からこの狭い台湾のどこで「余生」を送るのだろうか。高雄にマンションを購入するという噂もあったが・・・

昨夜、台湾人三十代の女性から電話。これから台湾はどうなるのか、「日本へ移民したい」と。
不安な気持ちでいる庶民も多いが、一つの具体的不安は、中国での学歴が台湾で承認されれば、中国への「留学」が加速するとともに、中国で学位をとった人たちが、就職のためにユーターンしてくるのではというもの。

これは去年あたりから大学関係者の間で囁かれている不安だが、一方では、これから台湾経済は中国との交流拡大で、閉塞感から脱することができると、期待の声が大きいのも事実。
悲喜交々の戦後である。

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